六話 激闘 ブシドー部隊 [小説アーマードギア]

六話 激闘 ブシドー部隊

六話 激闘 ブシドー部隊1.jpg

夕空に八機のGMN12-キノアース

輸送攻撃機が夕闇に赤く染まる

その機体の投下予定の機体
二足歩行型AG GMJ44-ブシドーが搭乗する

アニス「相手は四機、機体数と性能で上回る
こちらは焦らず距離を取りじわじわと相手の
戦闘領域を囲むように攻める」

首筋にミーシャと印がついたロングヘアーで
線の細い顔立ちのしたアンドロイドが言う

ミーシャ「じわじわ長期戦をやると言っても
予定どおりに行かないだろそこは俺が
強引に活かせてもらうよ」

ウエーブのかかったヘアーでドレス姿をしたミーシャと言う女が喋った

「目標地点に到達 シールド転回、メイン拘束ワイヤー解除」

マッハ1で飛行するキノアースのシールド拘束機が倒れて
強烈なエアブレーキが掛りブシドーのヘッドの主眼メインカメラが赤く光った
キノアースAI「AG投下十秒前」

ビックベア リアル.jpgビックフッド ウーツエ付き.jpgクラーケン リアル.jpgスナイパー リアル.jpg
四脚の機体がEN型スナイパーライフルを構えている
スレンダーな胴回りをしていて両肩にマイクロミサイルを装備している
頭部が何種類かのレーダーを装備した複合型アイが特徴の機体

「アマリスの射程20000mまでもうすぐだな ズーッ」

緊張感のないスパローは紅茶を啜る
童顔の少女の体型をした女と言う見た目通り
ののんびりとした奴である
彼女の機体は脳波コントロールではなくモーションスーツ
と呼ばれるものである
コクピットは「モーションスーツ」と言われる
ドーム型をしていてシートが腰部分で固定されており
パイロットの動作をセンサーと機体の現状況を
リアル可動シートがリアルタイムで感知してデータが
メインコンピューターにフィードバックされる
その間パイロットがロボットと同じ姿勢になるシステムだ

六話 激闘ブシド―部隊2.jpg
スパローがモーションスーツのトリガーをいじりだした

スパロー「行くよ」

ビィィインズドッウ!!
キノアースの投下するシールド拘束機が展開中のさなか
レーザーの光源がシールドを貫いた
それを読みすかした様に拘束具を強引にはがして
レーザーを避けたブシドー
二丁拳銃を装備したサイクロと呼ばれる者の機体

サイクロ「一機攻撃機が落ちたこれから射程距離まで回避行動を取る」

縦横無尽に上空を飛び続けるブシドー部隊
六話 激闘ブシドー部隊3.jpg
ブシドー部隊の全機が輸送攻撃機から離れていく
コーツブレイド「我々全機の射程距離の高度に達っした」
アンドロイド部隊「攻撃開始!!」
ウーツエ「敵機を射程距離内でロックオンした撃て―!!」
ズドオォォン!!ドォォオン!!
主砲を撃ち合う天空と地上からその中央で爆弾が迎撃さ爆破していく
激闘 ブシドー部隊 4.jpg

スパロー「敵機が十機居るぞ」

四脚のスライドタイヤで器用にも
敵機の射撃を避け続けるスパローが言う

ツーツー「光学センサーで最初の射撃戦から敵機の目標が増えてる」

コクピット内の映像がセンサーで感知した部分が
アイコン形式に目標を映している

ウーツエ「デコイだ ツーツー」

全員が理解するも相手AG機動性とデコイの
滞空性能にまんまとはめられている
四人

スパロー「こうも乱雑に空域を移動されては狙えない」
激闘 ブシドー部隊 5.jpg
ツーツー「皆もう少しだ」

ビックベアAI「対空砲射程距離まで300」

ツーツー「対空砲アナコンダ展開!」

ビックベアと
言われるグレネードを二丁装備した重装甲の機体に
背面のタンクから何丁もの対空砲が器用に動きだし目標を捕らえた

ツーツー「ロックオン発射!」

トリガーを引くツーツー
複数の全対空砲がデコイを打ち破った!

ビックベアのシステムはオートバトルシステムである
オートバトルとは器用な移動や機体の可動は無理だが
性能の高い複数のマザーコンピューターが起動して
多重なロックオンなどの複雑な処理を施す事が可能であり
パイロットはシンプルな操作で無数の
パターンがあるコンピューター
に操作を任す様なシステムだ

ブシドー部隊が空中で輪の形をした陣を取った
そしてその中央から巨大なメガトン爆雷の攻撃の体勢を取った

シンプル「攻撃機の爆撃だ! ウーツエ迎撃しろ」

巨大な前掛けをした逆間接の機体は背面のプレートが外れ
巨大なレーザー迎撃システムが展開された

ウーツエ「俺の本気を見ろ!」

レーザーが拡散した爆雷全てを包み込む

ズザアァアン!!

夕焼けが灰色の爆炎と紅の光源で染まった
激闘 ブシドー部隊 7.jpg

コーツブレイド「エネルギーパック廃棄!作戦コード201」

アンドロイド部隊「了解!!」

エネルギーパックにより長期の滞空戦を可能にしたブシドー部隊
遂にエネルギー切れで白兵戦に持ち込む

四人を取り囲むように地上に落下するブシドー部隊

シンプル「この数なら真っ向勝負は不利私は要道に入り回避行動をとる」

着地した間もなく四機のブシドーがシンプルの機体を狙い続けた

シンプルの機体クラーケンは
軽量二脚に一つ目のアイをした頭部
右背面にHAAガトリングガンCR-H8デビルを装備
左背面に弾道ミサイルGM-アルテミスを装備していた

銃撃を避けきるクラーケンは左のハンドガンM-77で威嚇射撃をした!
六話 激闘 ブシドー部隊 マナシーン .jpg

キュイイン!

高い超音波の様な音がする

GM企業校第一倉庫前のエアーシャワー室前
異様な物体が占めていた

それは生物兵器iBR-ディソルT型である
四足のとがった口に羽が生えたディソルである

ボオオォオン!!

第一倉庫前の扉が爆破したそこに現れたのは
バズーカをした少女ノエル・マナである

即座に弾を装填して構えバズーカを発射した
消し飛ぶディソルの肉片

背面からディソルが飛びかかろうとしたと同時に
瞬時に外に出て伏せるマナ

その時ディソルがわめき声をあげ体が溶けだした
例の神経ガスである

マナ「やっぱ、対人様じゃないんだ」

優々と階段を下りセキュリティカードで第一倉庫に入るマナ

マナ「さあどうしてやろうか 疫病神さん」

倉庫の前に居るのはオールドクローズ OCS二号機-シルフであった

ズドォオン!!
少年が教室の前を走るたびに爆破はしていく教室

「バイオハザード発令 関係者は避難ルートへ移動して下さい」

アレフッド「うあっ」

足を何かに引っ掛けるアレフッド
少年は避難ルートではなく パニック状態により
生物兵器保管庫付近から逃げてきたのである

アレフッド「なんだこの教室!!みんな逃げきれてなかったのか」

二三十人の生徒の死体が有った、自動爆破システムによる被害者だ

アレフッド「先生起きてよ 前みたいに怒鳴れよ! もうどうでもいいから!!」

アレフッド「ザングー なあ速く帰ろうぜ!皆の前で俺に絡んでこいよ!」

腰を落とし項垂れるアレフッド「許せねえ 何でこんな事に 
兄ちゃんが助けに・・来ないよな 皆しぬもんな」

大粒の涙を流すアレフッド

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0