小説「ドラスト」 二話 睡魔と戦う魔術士 [小説「ドラスト」]

木造の赤い屋根の一戸建ての校舎があった。

その中には若い10歳から18歳までの男女が机に腰掛けてワイワイ喋っていた。

とんがり帽子の少女「ふわぁぁあああ眠い、例の錬金術やっぱ無理そうだわだから無理」

と独り言を言う少女がいた。

となりの学生「アルちゃん、今日も寝むそうねいつも何やってんの?」

アルテイシア「えーっ私、学校の魔術の予習よ」

男の学生「よおアル!俺の後ろからいつも独り言うの止めろよ今日こそ!」

背の高い少年がしかめっ面で言う。

その周りを10歳ぐらいの三人のツインテールの三つ子が一人のロングヘアのとんがり帽子を着た少女に話しかける。

ラフイラスト ドラストアルテイシア.jpg

赤い目をしたツインテールの少女「早く返して、あなたの物ではないの」

アルテイシア「今眠いんです!」

男の学生「またか!」

男が三つ子の少女に接触しようとした時少女が消えた

男の学生「いいかげんにしろ!」

そこに扉から青いローブを着とメガネをかけた若い女の教師が入ってきた

教師「はい、これより点呼を取ります。それでは左の背の高いあなたから!」

男の学生「リョウコ魔術士様いい加減名前覚えてください!俺の名前は!」

リョウコ魔術士「もうやめてください私は皆さんをこれ以上苦しめたくないの、そんな目で見てはだめです!」

アルテイシアと生徒「はっ!?」

リョウコ魔術士「次に左列の前から二つ目のアルちゃん点呼ですよ!」
アルテイシア「アルちゃんです!」

リョウコ魔術士「宜しい!では後ろ」

男の男性「・・・(変な奴ばっか)」

アルが教師の部屋に行こうとする時
午前の授業が終わり魔術士の教授達が何やら奥の部屋でピーカーとジャッカルと何かを話していた。

ジャッカル「成る程、では生徒たちにも近況を詳しく聞いてるが変わった事は特にないと」

ピーカー「さっき言われた内容が全てみたいねジャッカル」

ジャッカル「例の猟奇殺人の被害者がいないですが今後とも用心してください」
ビギナーズカード ジャッカル.jpg
学校の外に出たジャッカルは夕日を見ながら言った
ジャッカル「さっきの教会の司祭から聞いた話によると被害者女性で全て、が目撃情報が無く死後に発見されたケースばかり。」

ピーカー「そして唯一の生存者のアニスと言う女性は精神がおかしくなって聞き取れない、あれでは仕事なんて何一つこなせない。私相当恐ろしい者を見たみたいね。」

ピーカー「そして被害者の素性が分かってるだけではその被害者の人が貿易や商人の仕事をしていたケース。」

教室を後にした二人はセレシオとロバの様な馬にジャッカルが跨ろうとした時、アルテイシアが二人のとこに会いに行った。
ピーカー.jpg


アルテイシア「例の事件の調査団の方たちですか?」

ジャッカル「あーそうだけど。」

アルテイシア「変わった服装ですねもしかして他国の人でもあるんじゃないの?」

ピーカー「そう私の国では普通だけどなにか用でも?」

アルテイシア「今回の事件は恨みがあって人を殺したかも知れないですね!」

ジャッカル「えっ何か知ってるんですか?えーっと名前は?」

アルテイシア「私の名前はアルテイシア・ホーク天才魔術士です!」
胸に手をやりどや顔で自分の名を言った。

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