小説「ドラスト」 ブログトップ

設定俺用 [小説「ドラスト」]

・ヨウム騎士団、レッドプレートアイランドの騎士団

・ファフニールの騎士団、隣の大陸を大幅に占める騎士団、ジャッカル

・ヘルズシリーズ、隣の大陸の反抗勢力

・マザーズ騎士団、北半島最大勢力

・バラサガ騎士団、西大陸の覇者

・ユニーエント騎士団、unknown

ドラスト6話 日常 [小説「ドラスト」]

木造のプレハブの様な家に住むアルテイシア、木漏れ日がベッドを照らす。

アルテイシア「うーんまだ眠い〜」
その時アルテイシアの母親が扉をノックして話してきた
母「何してるの!アル、学校に遅れるわよ」
アル「ママ勉強のしすぎで眠いですです〜」
眠たそうに寝返りするアル
母「今日は魔法の授業の日でしょ!あんなに徹夜してるのに同じ魔法でしょうが」
アル「あんなの魔法じゃなくて物理だし」
するとまた部屋の隅の陰に小さな3人の少女が姿を現した
アル「むーまた出たか!どういう儀式したらあんたたちは消えるのよ〜!」
アルはくしゃくしゃの頭で服を着替えリビングに出てきた
母「やっぱり魔法が好きなのねアルは、朝ごはんよ」
椅子に座りパンを取ろうとしたら、そこにまた3人の少女の顔が机に並ぶ少女たちは物体に透けるみたいだ アル「どこに現れてんのよ!食欲失せたじゃない!!」
パンを口にくわえてカバンを持って走り草原の小道を走り抜けるアル
アル「うーーん、また!」 森の入り口に3人の少女が立っている
アル「どうせすり抜けるんでしょ、何もできないくせに!!」
アルは3人の少女の体を突き抜けようとした! 透明の少女のモヤの中に当たった瞬間、少女は消えた。
アル「やっぱり何も無かったか、リョウコ先生たしか幻覚とか言ってたやつね」
田園の脇道を走り抜け学校に向かうアル、学校の鉄格子の鉄扉を超えて木造の構内に入る。
一階の階段に生徒達の人だかりができている。
そこにはトンガリ帽子に紺の服を着た若い少女がいた、水晶をテーブルの上に置き手をかざして言う 「英霊を我に幸運の道しるべを示しこの方の運命を導け!!」
ロングヘアーのウエーブがかかった赤髪を大きく回して言う、
「見えた!230mosいただけるかな!」
女子生徒「えっじゃこれ!」
赤髪の少女「はっ!北のほうに見えます!それはあなたの身を帰す兆し、そこに向かい・・食事をを食べて寝る!・・後は起きて通学すると良いでしょう!明後日の運命を・」
女子生徒「えっ私西の方に家あるんだよ!」
男子生徒「なぁこの水晶どう光ってんの?さっきから北の北のとかばっかりじゃん」 赤髪の少女「それはれっきとした魔法で・・」
女子生徒「意味わかんない」
生徒達は教室に戻って行った
アル「占いの魔法ですか?」
赤髪の少女「そうですとも!!あなたも占いを受けますか?」
アル「いや私お金持ってないから」
赤髪の少女「そう、私のスフィアは何かしら当たるのよこれでも」
アル「新入生?」
赤髪の少女「ええっそうよ!名前はアジジ!そこの教室みたい!」
アル「本当!同じね!、あっあのーよろしく!」
アジジ「あなたは強調性ありそうでタダで占いをしてあげるは!」
アジジ「ひっいいい!」
アジジは水晶を通して見える少女の影を見た!
アル「なんなの?」
アジジ「あなた北から来た?」
アル「そうよ」
アジジ「あなたね!北北出てくるのは!」
アル「私を示したの?・・・なんで?」
アジジ「スフィアは霊体や不幸を予兆する水晶なのよ!」
アジジは椅子の下に隠してあったぬいぐるみを取り出して抱きしめた!
アル「あのーこの少女は多分無害よ!」
アジジ「そっそうよね、霊体とか何もおっさんやヤクザじゃないんだし!」
アル「取り憑いてたってゴロツキより怖くないは」
アジジ「そうよね!って・・」
アジジは水晶を通してモヤを見るとその顔立ちは幼く目鼻立もキリッとした美少女3人組に見えた
アジジ「友達になりましょう!!」
アジジは目をキラキラと輝いて言う
アル「もちろんよ!(なんとか理解者が増えたみたいな!)」
ジャッカルは10:00ぐらいに近くの屋台に白ワインとホットドックを食していた、横にピーカーとアクエが椅子に座っている
ジャッカル「仕事は今は休みなんですね?」
アクエ「はい骨董屋で今日はお得意さんいなくて」
ジャッカル「私達はサーカスの一座で」
ピーカー「嘘は無駄」
すぐに話を切るピーカー
ジャッカル「仕方ないか、これが口止め料です」
アクエ「えっこんなやり方でいいんですか?」
ジャッカル「これしか思いつかなくて・・」
ピーカー「そんなに気にすることないですよ、あの暴れた男と今担当してる事件後は去りますので、時間も経てばわからなくなると・・」
3人は言う事がなくなりホットドックを頬張った



ドラスト第五話 夢 [小説「ドラスト」]

暗闇中、低い男の声が響く、目を開けようとしても暗かった

男「これでお前も我が同士だ」

視界に光が漏れてくる、次第に赤い光と薄暗い地下室に腐ったような腐敗臭が当たりに漂う

男「おはようジャッカル君 新しく任務に就いた気持ちはいかほどかな」

黒いローブに仮面をした男が上下逆転して宙づりになったジャッカルを見ていた

その男の顔は分らなかったがジャッカルは置かれている状況を知っている、とある男を討伐すると言う任務を

ジャッカル「お前はゲンブーンか?」

ゲンブーン「そうだ」

ゲンブーンは片手に魔法の杖を持ちもう一人のゲンブーンの身丈と服装が同じ男の顎を杖で押してあげた。

ゲンブーン「こいつは俺の保険だ、俺のコピーを作り全て俺の思考下により動いてもらう予定だな」

ゲンブーン「ジャッカル君イリウス教の教団兵なのにまだ体が純粋とみた。君の脳と内蔵だけ摘出してもう一人コピーを作りたかったのでな、少し正常かどうかを確かめる為に起こしてみた」

ジャッカル「まさか、その偽物はただ洗脳された人物ではない!?」

ゲンブーン「そうだ色んな人の思いや身が詰った大切な捨て駒だ、だが初めての試みでこいつには私の純粋な配下として顔だけは元のままにしてみたが」

ゲンブーンはローブのフードを外した

ジャッカル「なっ カメハメハ ロー兵士長!?」

カメハメハ・ローと言う教団兵の兵士長の顔をしていた、上半身は体を縫った跡が無数にあり見るも無残な姿をしていた。

ゲンブーン「君は生きたまま摘出してみようかな」

ゲンブーンは自分の直剣を取り出しジャッカルの額に向けた

ゲンブーン「オロチ イルス」

ゲンブーンが魔術の様な呪文を唱えるとそこに扉をぶち壊す音がした

ズドオオオオオン

木製の丈夫な扉が破れてそこにはマントと鎧を着た教団兵がぞろぞろやってきた

ゲンブーン「これはこれはお早い登場で、サイスさん」

そこには教団兵の鎧騎士の先頭に片側だけ鎧を装着した戦乙女のサイスが現れた、教団兵の救援だ。

ドラスト サイス.jpg


サイス「ゲンブーンおとなしく投降したら楽に殺してさしあげます」
サイスはやりをかざして瞬時に槍が大鎌に変形し、身構えた

ゲンブーン「これは恐ろしい剣幕をしておられる、皆さんもなかなかの気質を持った方々で、中々の素材たちですな」

壮絶とする状況で息一つ上がらず淡々と答えるゲンブーン

その時ジャッカルは両手でゲンブーンが持っていた直剣を捻り取ろうとした

ゲンブーン「あらまあ」

ジャッカルは直剣を奪い足にある縄を切った

ジャッカル「形勢逆転だな」

ゲンブーンは少し歩き右手にあるナイフを取り出した

サイス「あなた自身に魔術や力はないの知ってるは、この数で勝てるとお思い」

ゲンブーン「このナイフは特別でとてつもない強い強い魔術がこもっていてこの様に!!」

ゲンブーンはナイフをランタンにぶつけて炎が舞う

サイス「・・・何この悪あがき、数々の違法活動と教団の命によりお前を討つ」

サイスは変形した大鎌で切りつけたがその時大鎌の一撃はゲンブーンの体の10㎜あたりで止まり跳ね返された。

ゲンブーン「私を誰だとお思いで全てを封じるイージスの盾をお忘れか」

サイス「何故!イージスの盾何なの!?どうやって!?」

ダッ ズッサアア

ジャッカルはゲンブーンの後ろから直剣を刺そうとしたがゲンブーンが紙一重で両手で握りしめ止める、ゲンブーンの両手は血に染まる

ジャッカル「とんだ手品だな!そんなの初耳だったぜ!」

騎士団も魔術のこもった剣や盾の魔術を発動させゲンブーンに切りつけようとした

ゲンブーン「ゲンブーン イルス!」

ゲンブーンが自らの名を名乗りだしてあたりの殺伐とした空間が止まる

ジャッカル「体が動かない」

サイス「体が!」

騎士団全員が麻痺したように体が停止した

ゲンブーン「全ては俺が発掘した転生魔法なのを忘れたか!私が作った魔術ならその保険も考慮されている事を、お前らは私の作った魔法で完全に体を乗っ取らせてもらったとい事だ」

ジャッカル「さっきの俺の一撃は芝居!?」

ゲンブーン「有難うサイス嬢 新鮮な素材を持ってきてくれて」

騎士団がうめき声を上げる

あたりが薄暗い地下室から光が見えてくる、これは朝の光だ
ジャッカル「はっ!」

宿のベットで目が覚ましたジャッカル

ジャッカル「またあの時の記憶かっ・・・」

ジャッカルはゲンブーンを逃しただけでなく命の危険な状況になった事も経験している。

その夢は過去に有った事実である、その後の教団の消息は内乱の状況で有った為に曖昧であった。ジャッカルもその後どうなったかは分らず分らない部分が山のようにあった。

ピーカー「ジャッカル朝ごはん食べに行くぞ!」

ピーカーが部屋の外から言った。

ドラスト第四話 異教 [小説「ドラスト」]

背後に車輪や死体を乗せた戦車の様な靄ができた転生を成功した住民がジャッカル二人にいきり立つように睨めつけた
転生魔法ヘルズスカリオン【ドラスト】.jpg
とその時、天を見上げる住民、一瞬だけレザーとジャッカルに考える間ができた

ビギナーズカード ジャッカル.jpg

レザー「作戦があるジャッカル」

転生した住民「ストライクショットーケッ!!」

ズドオオオオォオオン!!

その住民の歯車の様な巨大なアームが出現してジャッカルに直撃するジャッカルは地面に埋め込み辺りに砂が舞う

レザー「お前がおとりになるのはどうだ・・・よくやった」


レザーは転生した住民の横にある枯れ木に右腕をかざして急激に高速で引き寄せられるように移動した。

四天王レザー.jpg


転生した住民「見えない縄でもあるのケッ」

レザー「・・・(奴の身のこなしも背後に見える神輿のような戦車を背負ってるのではなさそうだな)」

転生した住民「ふん」

転生した住民の右腕の先端から透明だった洗車の歯車が実態に見えて出現し枯れ木を瞬時に切断した

レザー「よっ」

レザーは実体化した住民の歯車のアームの上に乗り上げた

レザー「イルス スコーピス」

透明の縄のようなものがアームを絡ませ枯れ木と固定する
そして両足を広げて何かにライドしてるように転生した住民に向かい短剣で住民を突き刺そうとした

転生した住民「甘いケッ!」

反対の右腕をかざして三つの大車輪のアームが伸びた

レザー「くそやばい!」

レザーはライドした状態のために避けられない!!三つの大車輪がレザーを囲む

転生した住民「ひき肉♪ ひき肉♪」

大車輪の大きな引いたえげつない音が広がった、辺りには血が広がるはずだったが
そこには大車輪の回転をまともに受けて堂々と立っている。
その者はドラゴンのような鉄仮面をした騎士が全ての攻撃を受けきっているのに一向に負傷する様子がなく仁王立ちで立っていた。

ビギナーズカード 転生魔法オロチ.jpg

レザー「転生魔法オロチ!お前っ!ジャッカルそのままでは戻れなくなるぞ!」

ジャッカル「作戦ヲ 続ケロ 間抜ケ」

両腕の攻撃をすべて受けきられた転生した住民、その隙だらけの状況を見逃さずレザーは上空高く飛翔しまた透明の鉄球のような魔法を使う

レザー「イルス スコーピス!!」

透明の鉄球が住民を直撃して、辺りに血が飛び散る

レザー「やったか!?」

転生した住民は完全に全身打撲で倒れたが周りの山賊の死体の血を体に再結成して体を再生していく

レザー「フリー スコーピス」

レザーは謎の魔法を唱えるとそこには黄色い巨大なサソリのドラゴンのような姿が一瞬映り透明の鎌や毒の刺尾で再生しだした住民を攻撃していくとてつもない光景だ。
レザーやジャッカルはそれでも警戒しこの転生した住民に対して助ける余裕など微塵もなかった。

転生した住民「オマエラ 助けて 話すから、ケッ・・・ゴッ」

住民の目から血の涙が出てきた

レザー「エンド スコーピス」

巨大な透明のサソリ竜のカゲロウは無くなりジャッカルも竜の鎧武者の姿から普通の姿になった。

ジャッカルは直剣を住民の首に向け言った

ジャッカル「お前は何者だ何故その術を使う?そして何が目的だ?」

住民「俺の名はペイルこの町の農夫だケッ」

ジャッカルは目に直剣を押しつける

ジャッカル「オラが畑で育てた転生魔法だ、とでも言うつもりか!真剣に真実を言え」

ペイル「分かったケッ、俺は被害者だ!夜に会ったんだ奴に・・犯人さケッ!」

ジャッカル「犯人って最近のあの猟奇殺人犯か?」

ペイル「えええっっと 何故だ思いだせない!アレ体が動かないケッ」

レザー「さっきの黄金のしゃれこうべの破片だ、もう散りかけてる」

ジャッカル「これはなんだ」

レザー「これが散り掛けてからこいつの転生が始まった たぶん短命の転生魔法だろ」

ペイル「短命ってどういう事だケッ お前ら俺を助けないと何も話さないぞケッ!」

ジャッカル「もう話した 人も殺してるしお前は自然死刑だ」

ペイル「何意味不明な事言ってるケッ! 助けろケッ」

レザー「助けてもいいが条件がある」

レザーはそう言って黄金のしゃれこうべを衝撃が無い安全なカバンに移した

ターバンを巻いた夫人「あっあなた達はいったい?さっきのはなんなの?転生魔法って」

レザー「ジャッカル俺は俺の道理とこいつの魔術の研究の為に動いた、お前の仕事・・いやお前の命の代わりにコイツは貰って行くぞ!後はお前の仕事だな」

ジャッカル「お前大切な証人なんだぞ、死んでも守る」

ジャッカルは鋭い眼光でレザーを睨む

レザー「じゃあこいつの命を救えるか?俺は救える殺せるものなら殺しな、じゃあな」

そう言ってペイルと共にそうそうに立ち去ったレザー

ターバンを巻いた夫人「あのどーなってるんですか?」

ジャッカル「仕方ないあなたには、手伝った貰いますか」

にっこりと笑ってジャッカルはお金を夫人に渡して場を収める口止め料である

ジャッカル「あなた名前は?」

ターバンを巻いた夫人「私の名前はアクエです」

ジャッカル「アクエさん、明日の7:00にこの場所に来てください残りの半分のお金を渡し全てを説明します。あなたには私の秘密を守ると言う変わりさらにもう一つ代償をお渡しします。それでは」

時自警団が数名やってきて事の発端を転生魔法に触らない様に説明したジャッカルとピーカ―の二人

街灯の明かりにアクエの青く大きな目と清廉な顔が見えた

ジャッカル「・・・(ここは元遊女の町だったのかアニスさんといい美人ばかりだな)」

ピーカー「ジャッカル何にやけてる」

ビギナーズカード ピーカードラスト.jpg

ジャッカル「いやいやこの町には美人なんて一人も言ってない思っただけ・・あっ」

ピーカー「そんなプレイボーイなのかな君は!せいぜい私と雑談でいっぱいいっぱいなのに、カッコつけて」

ジャッカル「そんな毒吐かなくてもいいだろ」

ピーカー「調子に乗った罰だ」

ジャッカル「口が滑ったんだろ」

二人馬に乗り夕暮れ時になっていた、暗い夜だ

小説「ドラスト」 三話 怪事件 [小説「ドラスト」]

ドラスト第三話

夕暮れ時になりジャッカルとアルとピーカーら三人は学校の校舎前で話し合ってた。

アルテイシアは何かを掴んだように自信満々の余裕の笑みを浮かべて話す。

アル「私は見てしまったのです!」
ビギナーズカード 魔術師のアル.jpg

アル「病魔を負ったあの可憐な美女のアニス様をその襲われたと推測される日にこの学校付近で見かけたのです。しかもそのアニス様が平然した様に歩いているのを!」

ジャッカル「ほう、それは有力そうな内容で、でっ、逃げていたとか傷を負った様子は無かったですか。腕に血が付いたりとか?」

アル「違うのです!とても楽しそうに男の人と会話されておりました!」

目に星が出ていて手を組み祈るように上を見上げ言った

アル「犯人は・・・その男」

ジャッカル「!? ・・・(男がカッコ良かったのか、いったい何にむねときめかせてんだ?)」

ジャッカル「男が襲ったとこを見ましたか?」

アル「見てないけどこれは確定でしょう」
アルテイシア上を見上げてきらきらした目で言う

アル「あのー」

ジャッカル「はい」

アル「私の有力情報のお陰で事件解決で金一封っ・・・・を??」

ジャッカル「えっ?」

ピーカー「この情報源を元に犯罪を犯した仲間や当人から狙われる可能性が有りますがよろしいでしょうか?」

いきなり素の顔をしてこちらを見た

アル「私は縁の下の力持ちでいいです。影の中の探偵アルテイシアーー」
最後に上を向いて言った

声が裏返っている、相当褒美を前提に考えていたみたいで現実を知ったショックをテンションを上げて覆い隠している。

ピーカー「それはいつの事かどのような姿か解りますか?」

アル「えーと、暗くて分らなかったですね。時間は夜9時ごろですかね」

そこに一人の女の夫人が走り寄ってきた

ターバンを巻いた女「大変です、山賊が向こうで戦車を奪って暴れています。どうかお助けください騎士様」

ジャッカル「ピーカー自警団に応援を依頼しろ」

ターバンを巻いた女「こちらです」

ピーカーはセレシオと言う馬に乗り自警団の方へ向かい、ジャッカルは女と共にその現場に向かう

ビギナーズカード ピーカードラスト.jpg

とある集落に達煙が舞う、そこには悲鳴と火花が散っていて七人の山賊が馬に車が着いたブレードの突起が着いた禍々しい戦車を眺めていた

山賊A「これは上玉な戦車だぜ」

山賊B「中にある貢物も豪華だぜっ それにしても素晴らしい限りだな」

山賊たちは異常なまでに戦車の虜になっていて眺めつづける

近くに村人の死骸がころがっていた。そこに山賊の長らしきでかい山賊の男が現れる

山賊の長「てめーら俺がいつこんな使いもしねえもん奪えていった、こんな白昼堂々と仕事しやがって。金物だけ俺によこして三人は騎士どもの足止めの為に残りやがれ!」

山賊の長はいきり立って子分たちを罵ったが子分達に返事も応答もない

山賊C「親方ばかですか?この黄金のしゃれこうべが見えないんすか?美しい、美しい限りですよ」

山賊A「このしゃれこうべを見てるとねえ、人を殺したくなるんですよ」

山賊D「後一人デ イイ ンダ お腹がヘッタ」

山賊の長「テメ―らなんて顔してやがる。気持ちわれ―な」

山賊たちは山賊の長に武器を持って近寄る

山賊の長「なんだテメ―ら!どうしたってんだ、俺は山賊の長だぞ!?」

その時民家の屋根の上で一人の男の声が聞こえる

男「山賊さん達の仲間割れで共食いショーでも見ようかと思っていたがどうやらそうではなソそうですな。」

男は屋根から飛び降り右腕を突きだした

男「スルト スコルピス」

ゴオオオオオオォン

男が呪文のような言葉をいったその直後轟音と共に戦車は木っ端みじんになった!

四天王レザー.jpg

その直後山賊たちは思考停止したかのように放心状態になった

男はメガネをかけ直し地面に立った

そこにジャッカルとターバンを巻いた女が到着
ビギナーズカード ジャッカル.jpg

女「うあわぁ!なにが起こったですか?遅かったの?」

口を手で覆い棒立ちになった女

そしてメガネの男と放心状態になった山賊たちはすると我に返ったかのように周りを見る。

山賊「はっ 親方をこれで殺したくて仕方なかったのに何故だ!」

ジャッカル「お前ら全員武器を捨てろ自警団の者だ!」

緊迫した空気の中にとぼとぼと歩き壊れた戦車の方に行くメガネの男

メガネの男「これは!」

メガネの男は黄金のしゃれこうべを持ち驚いた顔をした

メガネの男「そこの騎士そのでかい男(山賊の長)をここから遠ざけろ!」

ジャッカル「うん(どこかで聞いた声)このでかい男か?」

山賊の長は目をまっ直ぐに向いて喋った

山賊の長「ケッ ケッ ケッ 引き肉は好きか?」

突如に戦車が山賊たちを引き寄せて戦車のブレードの突起物に自ら刺さりに行った

メガネの男「おい止めろ!」

ジャッカル「何をやってんだお前ら!」

山賊がブレードに刺さるごとに黄金のしゃれこうべが塵と化していく

目が死んでいる山賊たちは戦車のブレードで刺さり息絶えていった。

メガネの男「くそなんて力だ!おい騎士何つっ立てるそいつ(山賊の長)を止めろ」

山賊の長「後一人 後一人だ ケッ ケッ」

凄い力で重力で吸い寄せられるように戦車に向かる長

ジャッカル「無 理だっ!」

ついに最後の山賊がブレードで息絶えた

その山賊たちの死骸と戦車の中から動きだしてくる

先ほど殺された村人の一人だった


村人「やったぞ!これが魔法か!? 俺は生き返ったぞ」

メガネの男「まさかこれは全て復活の儀式か!!」

血まみれの服で両手を広げて喜ぶ村人

ジャッカル「魔法!?復活の儀式!?訳が分からない、そこのメガネ!どういう事だ」

メガネの男「転生魔法の復活の儀式だ!今までの殺人も自殺も一人の男であるあの村人の術で起こった事だ」

ジャッカル「何を言ってるんだ」

メガネの男「知らないふりをするなイリウス教の教団兵のジャッカル!お前も転生魔法を使えるだろ、そして俺は元イリウス教の者であるレザー ヴァレスだ!」

ジャッカル「まさかお前が逃亡者のレザー ヴァレスなのか!?気安く魔法だの転生魔法だの言葉にするな」

村人「はっ はっ 俺は無敵だケッ さあー誰を試し殺ししようか!」

目を剥きだして周りを見た

メガネの男「長い説教と説明は後だ そんなばれるだのばれないだの言ってない本気で戦えジャッカル!」

ジャッカル「・・・対価交換の転生魔法のヘルズスカリオンと言う邪教のゲンブーンの魔法・・・治す手段は無い・・・やるしかな・・本気で行く。」

ビギナーズTカードⅡ-死者の車ヘルズスカリオン.jpg
村人「さあっ来いよ お前ら!俺は魔法使いだぞ!!ケッ ケッ ケッ!」

ジャッカルとレザーは身構えた。

小説「ドラスト」 二話 睡魔と戦う魔術士 [小説「ドラスト」]

木造の赤い屋根の一戸建ての校舎があった。

その中には若い10歳から18歳までの男女が机に腰掛けてワイワイ喋っていた。

とんがり帽子の少女「ふわぁぁあああ眠い、例の錬金術やっぱ無理そうだわだから無理」

と独り言を言う少女がいた。

となりの学生「アルちゃん、今日も寝むそうねいつも何やってんの?」

アルテイシア「えーっ私、学校の魔術の予習よ」

男の学生「よおアル!俺の後ろからいつも独り言うの止めろよ今日こそ!」

背の高い少年がしかめっ面で言う。

その周りを10歳ぐらいの三人のツインテールの三つ子が一人のロングヘアのとんがり帽子を着た少女に話しかける。

ラフイラスト ドラストアルテイシア.jpg

赤い目をしたツインテールの少女「早く返して、あなたの物ではないの」

アルテイシア「今眠いんです!」

男の学生「またか!」

男が三つ子の少女に接触しようとした時少女が消えた

男の学生「いいかげんにしろ!」

そこに扉から青いローブを着とメガネをかけた若い女の教師が入ってきた

教師「はい、これより点呼を取ります。それでは左の背の高いあなたから!」

男の学生「リョウコ魔術士様いい加減名前覚えてください!俺の名前は!」

リョウコ魔術士「もうやめてください私は皆さんをこれ以上苦しめたくないの、そんな目で見てはだめです!」

アルテイシアと生徒「はっ!?」

リョウコ魔術士「次に左列の前から二つ目のアルちゃん点呼ですよ!」
アルテイシア「アルちゃんです!」

リョウコ魔術士「宜しい!では後ろ」

男の男性「・・・(変な奴ばっか)」

アルが教師の部屋に行こうとする時
午前の授業が終わり魔術士の教授達が何やら奥の部屋でピーカーとジャッカルと何かを話していた。

ジャッカル「成る程、では生徒たちにも近況を詳しく聞いてるが変わった事は特にないと」

ピーカー「さっき言われた内容が全てみたいねジャッカル」

ジャッカル「例の猟奇殺人の被害者がいないですが今後とも用心してください」
ビギナーズカード ジャッカル.jpg
学校の外に出たジャッカルは夕日を見ながら言った
ジャッカル「さっきの教会の司祭から聞いた話によると被害者女性で全て、が目撃情報が無く死後に発見されたケースばかり。」

ピーカー「そして唯一の生存者のアニスと言う女性は精神がおかしくなって聞き取れない、あれでは仕事なんて何一つこなせない。私相当恐ろしい者を見たみたいね。」

ピーカー「そして被害者の素性が分かってるだけではその被害者の人が貿易や商人の仕事をしていたケース。」

教室を後にした二人はセレシオとロバの様な馬にジャッカルが跨ろうとした時、アルテイシアが二人のとこに会いに行った。
ピーカー.jpg


アルテイシア「例の事件の調査団の方たちですか?」

ジャッカル「あーそうだけど。」

アルテイシア「変わった服装ですねもしかして他国の人でもあるんじゃないの?」

ピーカー「そう私の国では普通だけどなにか用でも?」

アルテイシア「今回の事件は恨みがあって人を殺したかも知れないですね!」

ジャッカル「えっ何か知ってるんですか?えーっと名前は?」

アルテイシア「私の名前はアルテイシア・ホーク天才魔術士です!」
胸に手をやりどや顔で自分の名を言った。

小説「ドラスト」 一話 教団兵 [小説「ドラスト」]

遥か昔の大地、それは星なのか神が作った箱庭なのかまだ定かでない昔。
大昔から存在するマナと言う力を使い人や動物が生きていた。
しかし時がたつにつれそのマナの力は衰え人々はその力を忘れていった、そして200年が経ち完全に忘れてしまった。
しかし人々は知恵を蓄え文化として発展させ成功していった、そう人が作った新たなマナである。
その人類が最も生息しているアークレス王国と言う国が有った、赤道付近に位置しする大陸で偏西風などで気候や雨の問題が無く人口が多い国であった。
そこに珍騒動が起きるそれはある王国のちょっとした事件で始まった。

アークレス王国の北に位置する海岸沿いに教会ができている日差しがステンドグラスを照らし玉座に座った司祭を照らす。
司祭は老けて目は垂れて凄く太っていた、目は白めをむいてる様だ。
司祭の隣にドレスを着た仮面の女が座っていた
司祭「この街の治安を守る自警団も腐敗しきってこの事態の責任をたらい回しにしよる」
「最近女性を狙った猟奇殺人が横行してその捜査もうまくいかずほとほと困り果てだな、お前ならこの事件を何とかできると召使に聞いたぞ、名前は何だったかな?」
フードの青いローブに纏った男に司祭は問いただした。
男「名前ですか・・」
男は腰に手おやり剣を抜き天井に投げた
「ガッグオオオッ」
天井からボウガンを持った男が落ちてきて、次は剣も落ちてきて、体に刺さる瞬間に器用にも鞘にダイレクトに入れた。
男「失敬、先ほどから矢先を私に向けて殺気がしていた為にとんだ無礼を」

司祭「柄の部分が喉に当たっただけだとか・・中々のてだれよな。
こちらこそ辺境のレッドプレートの教団兵と聞いて用心していただけだ。」

男「先ほどの事件の被害者とはその隣に居られる仮面を付けた女性ですかな?
腕から傷痕が見えます。」

司祭「察しが付いたかこの者はわしの召使でな アニス仮面を取れ」
女は恐る恐る仮面を取り男に見せた、女の顔に傷などは無かったが目が大きく赤く染まっていただが美人であった。
アニス「ううぅつうううわああっ」
男「?!」
司祭「腕に切り傷、目は悪魔の様な姿になってしまった、これでは使い用に困っておる。」
男「・・解りました私の名はジャッカルイリウス教の教団兵です。」
フードを取りジャッカルは顔を見せた。
ジャッカルが教会から出てきた
「でっどうだった?何か仕事貰ってきたの?」
馬に乗った短パンと革のニーソックスに腰までのローブを着た眼鏡の若い女がいた
「ピーカーまたセレシオを選んだのかそいつは大切な賢者様の馬だぞ」
ピーカー「この子早いのよ!でかくて見下ろしもいいの」
ジャッカル「俺はしらねえ・・・行くぞ情報は聞いた、これから聞き取りだ!」

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